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California Journal

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12 兄クリスのアクション (4)

12 兄クリスのアクション (4)

12月5日
お金が欲しいクリス。妻のクリスティーとクリスは薬剤師で、二人合わせれば結構な給料をもらっています。サンディエゴの郊外に邸宅を購入して住んでいます。大きなおうちです。年金と賃貸しているアパート一室の家賃収入で生活するマムとダッドの収入の2倍以上はあるはずなのに、まだ親に金を出せという兄に、夫はあきれ返っていました。

クリスがそんなにもお金が欲しい理由は知りません。でもマムや夫の話から、クリスティーが絡んでいることは確信があります。

クリスティーはものすごい買い物をするのです。彼らの邸宅の一室が、買ったもので埋め尽くされている状態だそうです。それらのものは、購入してから、開封さえされてないものもあるそうです。

マムとダッドが遊びに行ったときに泊まる部屋のベッドは、ちゃんとしたベッドではなく、カウチをベッドにしたようなとても心地の悪いものだそうです。ちゃんとしたベッドがある部屋は、買ったもので埋め尽くされているから、泊まれないのだそうです。

きっとクリスは、生活費やらローンやら、教育費を全て支払い、クリスティーは自分が稼いだお金は好きに使っているのではないか。だからクリスはいつもお金がないのではないか。そのようなことを話していました。

とにかくクリスは変わってしまった。みんながそういいます。クリスは昔はナデシコの夫のように、メローで大らかで、やさしくて、ハッピーな人だったとみんなが言います。

夫が「変わってしまった。」と言われないように、出会った頃のままの夫でいてくれるように、ナデシコは努力しようと思いました。


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